2013年12月05日

★いすみ鉄道に乗ってきたっ! 第三幕 折り返して、大多喜駅に降り立つ!

 前回、11月14日の記事「★いすみ鉄道に乗ってきたっ! 第二幕・突撃、いすみ鉄道線」の続きです。

 さて、上総中野からは往路19Dの折り返し運転、20Dに乗って、デンタルサポート大多喜駅を目指します。復路では小湊鉄道から乗り継ぎの方が数名、逆にいすみ鉄道から小湊鉄道に乗り継ぎの方が一名いらっしゃいました。ワタクシと乗り鉄熟年夫婦さんは折り返します。が、上総中野駅では思ったより人がいまして、多くの方がカメラを抱えておりました。おそらく、鉄さんたちにも人気があるんだね^^ その後、途中の駅にて、小学生の団体さんを乗せて、デンタルサポート大多喜駅に到着。そして、小学生の団体さんも下車。引率の先生が引き連れて向かっていった方向から考えるには、どうやら近くの大多喜町立大多喜小学校の児童さんのようですね。地元の利用もちゃんとあるんだ。とても、いいことですね!

 そんな中、ワタクシがまず行ったのはちょろっとだけ駅周辺散策。次の列車まで1時間14分しかないので、無茶をすると帰れなくなります(汗)と、言うわけで、駅から外に出て、最初に見えたのは大きな門。大手門と言うらしく、本多忠勝十万石居城、大多喜城の入口に当たるもののようです。つまり、この町って城下町なんですねー。それだけで、十分に観光資源じゃないですか。お城好きはたくさんいると思われるので、うまくマーケティングをするといい金づるに……もとい、よいお客さんを大量に確保できるのでは?

 などと、くだらないことを考えながらうろちょろ。
 時間がなくなりそうだったので、大多喜町、駅前からずっと歩いたセブンイレブンにてお茶を仕入れた後、そのまま駅までもどってきて、駅売店に突撃です^^ 第一目標は社長の書いた本! Amazonや北海道の書店でも買えますが、まずは何よりも社長のサイン本が欲しい。買った本を持って行ったら、サインをしてくれる。とはブログに書いてありましたが、何よりも社長さんに出会えるとは限らないわけで。それなら、現地の売店にお金を落として、ついでにサイン本が手に入れば完璧! と浅はかに思っただけです。そして、実際、ワタクシはめでたくサインの書いてある本を2冊とも入手。(書名は是非、いすみ鉄道のホームページにてご確認ください)これにて今回の旅の目的の半分以上を達成したことになります。余は満足じゃ(笑

 で、余談ですが、北海道から出向いたワタクシはそれなりに暖かい格好をしておりました。が、流石、関東。まだ、暑いねー。大多喜駅売店のおねーさんに天候、気温のことなどなどを尋ねてみたところ、まだまだ、関東は暖かい日が続くとのこと。……。もっと涼しい服装を用意していけばよかった。汗がぁ……。

 それはさておき、売店にて社長の本を購入した後も少々時間があったので、駅構内から、もちろん、鉄道運行の妨げにならないように配慮しつつ、勝手に撮影タイム。

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 はじめは車両の留置場(?)にあるいすみ200'形。富士重工製作のいわゆるレールバス。あと、写真左手に見切れるといすみ300形がありましたが、撮影した写真がいまいちなので載せません。あしからず。そして、屋根付きの方を見ると−−。いました! いすみ鉄道の目玉、キハ52。その後にはキハ28。おっさんたちには国鉄時代の懐かしい思い出がよみがえることでしょう^^ ワタシ? ワタシは北海道出身ですし、年代も外れていますから、思い出の気動車ではないんですよね。ついでに北海道にはキハ52もキハ28もいたことがないので知らないし(汗)でも、国鉄という何とも懐かしい響きを含んだ気動車はいいですね。温故知新。故きを温めて新しきを知るってことで。ちなみに、北海道でおっさんたちの思い出に残る鉄道車両なら、きっと、キハ22とか、キハ56もしくは特急形気動車でキハ80系とかじゃないでしょうか。とテキトーに類推してみる。

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 さらにうろつくと、信号機発見。
 うおう、信号機の位置が低い! 北海道、雪国ならば冬季は完全に雪に埋もれる高さに信号が。う〜む。雪がなければ、ここまで低くてもいいのか。かなり新鮮です。

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 さて、その後はフツーに列車待ちです。大原に向かうホームのベンチに座ってぼーっと過ごします。いーなー、ぼーっとするの。秋の空気が心地よくて、何とも言えません。10月のこの時期と言えば、北海道はもう秋は終わってしまっているし、実際、夏から冬へ変わる節目はかなり早いので、秋風が吹き始めて、木枯らしが吹いて、葉っぱが枯れて、雪が降るまではあっという間! こんなにのんびりとした秋というのはあまりないので、いいなぁ。

 と、ぼやーっとしているうちにやってきたのはいすみ350形。キハ52をベースとした新型車ですね。古くさい新型車両がなんだかステキです。そして、やはり新車はいいですね。その単行気動車に乗って、一路、大原へ。

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 と言うことで、今回のいすみ鉄道乗り鉄の旅は終了でございます^^
 と言っても、ワタクシ、北海道に帰らなければならないわけで、ここから東京まで往路と逆の経路をとります。大原から72M、16時13分発のわかしお22号に乗って、東京駅の京葉線ホームへ。さらに再び、京葉線ホームから山手線ホームへ。歩くあるくあるく歩くアルク……。やっぱり、遠いって。そして、山手線にて上野駅。

 本日の最終イベント19時3分、上野発札幌行き、北斗星! に乗るっ!
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2013年11月14日

★いすみ鉄道に乗ってきたっ! 第二幕・突撃、いすみ鉄道線

 前回、11月9日の記事「★いすみ鉄道に乗ってきたっ! 第一幕・飛び出せ、北海道っ」の続きです。

 わかしお7号に乗って、とりあえず軽〜いお食事などを。お食事は京葉線ホームのデイリーヤマザキで手に入れたパンと缶コーヒーでございます。レストランでのんびり……というのには時間的な余裕があまりのもなさ過ぎた。心の余裕はあるんだけどね^^

 と、わかしお7号の乗車時間は外房線、大原までの1時間12分。その間、ワタクシはまったりと車窓を眺めておりました。まずは……地下なので、真っ暗……というか真っ黒。特急なので、当然のことごとく地下駅はスルー! 地上に出たら、ひたすら高架。軽くカルチャーショックだね。北海道で一番長い高架線と言えば札幌駅から函館本線なら琴似、学園都市線なら新琴似まで。あとは駅周辺がちょっとだけ高架線というのしかないんだけど、都会はチガウねー。まー、房総半島を東から西へと進んでいくと、都会的なコンクリートな建物から、だんだんと田園風景になっていき、北海道とは雰囲気が違うけど、一度は訪れてみたい落ち着いた田舎の景色になっていきましたとさ。

 そして、大原に着く!
 やってきました。いすみ鉄道線の起点、大原駅。JR線からいすみ鉄道への接続まで、それなりの待ち時間があったのでちょこっとだけ周囲を散策。どこにでもある……と言ってしまったらいささか失礼ですけど、ありふれた普通の町だと想います。人影がたくさん見えるわけでもないですけど、町の雰囲気はのどかでスキですね。むしろ、北海道の小さな駅周辺の方が数段、ヤバイ。もはや、「駅前」なんてものは形成されていませんから。

 ついでに、余談ですが、いすみの鉄道車両と同じに塗られた自動販売機が気になります。この自動販売機は駅以外の場所にもあるようなので、見かければ、「いすみ鉄道の自販機だ」と一目瞭然なので、そこそこの宣伝効果を上げるのではないでしょうか。
 ちなみに、黄色と緑の自販機の隣にある自販機はキハ52の塗色なんですか……ね?

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 で、そろそろ列車の発車時刻になりそうなころに駅に戻って、いすみ鉄道線の終着、上総中野までの切符を購入。いざ、鎌倉! じゃなくて、駅、構内へ! そこで待ち受けていたのはいすみ200'形。富士重工が製造した、いわゆる、レールバスというものです。ちなみに写真の列車は12時59分発上総中野行きの19Dです。

 では、早速、乗車してみましょう……。ふむ、確かにあちらこちらにバスのものと思わしき部品が……。まず、ドアが折りたたみ式。路線バスなんかでよく使われてるヤツ。側面窓、大型バスのだろうね、これ。運賃箱と両替機も間違いなく路線バスのもの。座席は一両での編成にもかかわらずロングシート。(一両だったら、クロスシートじゃなくちゃ! と言うわけではないよ。JR北海道でのキハ40だったら、短めロングとクロスシートだなぁって想っただけですわ)だけれど、乗り心地はそんなに悪くない。

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 さて、いすみ鉄道、初乗車の往路は始発・大原から終点・上総中野まで通りの乗車で計画。車両に乗り込んだのは、おそらく沿線にお住まいのおばあさん、どうやら乗り鉄が目的らしき熟年の夫婦、どこかのおじさん、そして、ワタクシの全五名。……。マジか。ローカルだね。そりゃ、存続も危ぶまれるはず。けれど、なくなってしまったらやっぱり困るんだよね、主に自動車を使わない(運転が危ないから乗らないも含む)ご年配の方たちに。今回の場合だと一人乗ってきたおばあさんですね。ワタクシにも「どこまで行くの?」と声をかけてくれた気さくな方でした。

 そして、定時出発。
 ここ、大原から終点・上総中野までの所要時間はおおよそ53分。北海道なら、札幌-岩見沢くらいの距離感だと思います。遠くもないけど、近くもない感じですね。車窓をのんびり眺めて、飽きない程度にはちょうどいい時間かもしれません。そこで、目についたのは柿の木。すっかり葉っぱが落ちて柿色の柿がたくさんなってる! すげー。津軽に行ったときも思ったのですが、本州って柿の木が当たり前にあるんですね。とにかく、それが目新しくて乗ってる間中、ずっと、柿の木を探していたことは内緒です。

 途中、上総東と西大原との間の湖の畔にスナフキンさんらがいらっしゃいましたが、写真はありません(汗)ちなみに、先に記述がある乗り鉄さんの熟年夫婦が運転士さんに「乗りに来ただけだよ〜」と言っていたせいもあるのか、運転士さんが特にしっかりと「右手の湖の方を見てください。〜〜」とご案内をされていました! こういう心意気は嬉しいですね。反対側の車窓を見ていたら、見えないもんね。
 あと、調べてみると沿線にはまだまだムーミンたちが隠れているようですが、今回は柿の木にほだされてしまって見つけられなかったものが多数なので、次回の課題です。今度は菜の花が咲く頃に行きたいですね。

 そして、のどかな旅、53分は終了。上総中野駅に到着です。写真はいすみ鉄道19Dが到着後、2分後に発車する五井行き、小湊鉄道のキハ200形の車両。いすみ鉄道はワンマンで、小湊鉄道はツーマン(運転士さんと車掌さんの二人)でした。何かもー、ここだけ、昭和40年代くらいに取り残されたような錯覚を覚えてしまいます。のどかだよー。
 いいよなぁ。こう言うの。失われて消えていく何かがここには残っています。いすみ鉄道の社長、鳥塚亮氏は「何もないところ」と言っておりますが、もちろん、氏の著書、ブログなどをよく読んでみると、「何もない」と思ってしまうような人は来なくていいよ。「何もない」と見えるようで、その中に何かが見える人はいすみまで来てよ。と言っているようですね。(ワタクシの無茶な要約ですが)

 と言うことで、さらにつづく!

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2013年11月09日

★いすみ鉄道に乗ってきたっ! 第一幕・飛び出せ、北海道っ

 去る10月7日にかねてより画策していたいすみ鉄道乗り鉄の旅を実行してきました。ワタクシに許された時間はたった二日。と言うことで、飛行機と寝台特急を利用した0泊2日の強行軍日程で行って参りました!(寝台特急の車中泊だから、1泊でもいいかもしれないけど)と言うことで、個人的な覚え書き兼旅行記です。

 さて、当日は五時起床。札幌発6時15分の快速エアポートに乗り込んで、新千歳空港にGo! ちなみに、どこかの学校の修学旅行か何かとかち合ったらしく、でかい旅行鞄を持った学生たちと遭遇。騒々しい……もとい、賑やかな新千歳空港への旅程となりました。と言うか、おしゃべりはしてもいいから、声のトーン落としてくれよ。車両の端から端まで君らの声が響き渡ってるぞ。と、思いつつも、新千歳空港に定時に到着。賑やかな学生さんたちとは行き先がチガウので、ここでお別れ。そして、ワタクシは保安検査場に直接向かうのです。

 何故なら、いわゆる、チケットレスを利用して、さらにチェックインをスキップしてやろうという魂胆なのです。今更、珍しい話でもないと思いますけど、今まで、ワタクシはチェックインをすっ飛ばしてケータイで二次元バーコードを表示させ、保安検査場に乗り込む。と言うことをしたことがなかったので、ちょっぴり緊張です。で、事前にiPhoneのPassbookにダウンロードした二次元バーコードを用意。保安検査場のバーコードリーダーにかざし、無事クリア。が、むしろ、機内持ち込みの手荷物の方がX線検査に引っかかった(汗)う〜ん、荷物はカメラと着替えしかないんだけどね。と、首をかしげつつ、出発ロビーへ。飛行機はAir DOとの共同運行便で、8時発のANA 4712便。

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 と、無事に搭乗完了。ちなみに、搭乗口にてケータイもしくはスマホにて二次元バーコードを表示させて、“ピッ”とやってる人は皆無。あ〜そうなんですかぁ〜。結局、WEBでチケットレス予約してもチェックイン機でチェックインしてるか、旅行代理店でチケットを入手しているってことなんだろうな。うむ、意外にデジタルの壁は分厚くて高いんだね。

 新千歳空港は定時の離陸。空の旅はおおよそ1時間半。
 機内サービスは……巡回してくるタイミングでワタクシは爆睡っ! ……流石に5時起きだと眠いんだよ。おっさんには無理なんだよ。珈琲、紅茶、緑茶などの飲み物は飲み損ないましたが、それはそれで心地よかったからよしとしよう。
 そして、目覚めたときのお空の写真。翼がすぐ近くにある席だったので、これが限界でした。けれど、ものすごく青い空と眼下に広がる緑の地平がよい感じでした。北海道、新千歳空港は曇りだったので、こんな景色は見られないかと思いましたが、これにて万事オーケー。満足です。

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 その後、定時、羽田空港到着。しかし、ゲートから到着ロビーが遠い遠い。でも、確か、Air DOの運航便はこれでフツーだったような気がする(数年前利用したときもそうだったような記憶があるし)ので、そこは諦めた。
 歩く歩くあるく歩くアルク……。……。遠いって。

 さて、実はここから東京駅までが勝負だった。いすみ鉄道に乗り、途中下車でデンタルサポート大多喜駅の売店に寄った後に、再び東京まで帰ってくる。そして、さらに是が非でも、上野発札幌行き北斗星の発車時刻、19時3分までには上野にいなければならない。今はまだ午前中とはいえ、かなりかつかつの予定時分なので、不測の事態に巻き込まれると北海道に帰れないという恐ろしいことに。まあ、その時はその時なのですが、北斗星の切符がね。予約のし直しとか、払い戻しとか大変面倒くさいことになるので、それだけが気がかりでございました。

 そいで、至急、東京モノレールに突撃。乗り方わかんねぇ……。と言うことは流石になかった。切符を手にして改札をくぐっていくと、運良く、快速に乗れたので、終点の浜松町には考えていたよりも早く到着できて大ラッキー。そこから、JRの浜松町駅・山手線ホームまでまた歩く。で、こちらは難なく無事乗車の上、東京駅・山手線ホームに到着したのはおおよそ10時過ぎ。よい感じです。これなら、予定通りにいすみ鉄道の乗り継ぎ駅、大原まで行けそうです。

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 と思って、山手線ホームから、京葉線ホームに向かって歩きます。……遠いな、これ。後から、調べたところによると、有楽町駅から“特例”をもらって直接、東京駅・京葉線ホームに向かった方が近かったらしい。が、その時は知らなかったのでどうしようもないわけで、ひたすら、400メートルほどの道のりをとぼとぼと歩きましたよ。途中のショッピングモールと飲食店などなどはすべてスルーです。11時ちょうど発の特急わかしお7号に乗れなかったら、そこで死亡フラグだし。

 で、東京駅発、11時のわかしお7号に乗った! つづく!
 ところで、京葉線って都内は地下駅なんだね。そして、長い地下トンネルを抜けていくとしばらく高架が続くんだ……。知らないって、怖いね。

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2013年10月08日

いすみ鉄道に乗ってきた! デンタルサポート大多喜駅にて。

いすみ鉄道に乗ってきた!
何もないところなので……とは言われていますが、何かしらあって面白いところです^^
まあ、ただ乗ってきただけなので、たいした記事もないですが、次回以降に機会があれば……。

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posted by くれん at 12:39| Comment(0) | TrackBack(0) | いすみ鉄道